18世紀まで、外洋航海の最大の死因は戦闘ではありません。 壊血(かいけつ)病でした。
史上初めて世界一周を果たしたマゼラン艦隊。 出港したときの乗員は約270人だったのに、帰還できたのはたった18人。 戦死より壊血病・栄養失調が主因でした。
壊血病は、ビタミンC欠乏症。 コラーゲンが作れなくなり、 歯茎が腫れて出血、歯が抜ける。 皮下出血、全身の激痛。 古傷が再び開く。 最終的には衰弱死… 当時の長期航海では、 新鮮な野菜・果物はほぼ皆無。 数か月で発症するのは必然でした。
記録によれば、 18世紀の遠洋航海では、 乗組員の30〜50%が壊血病で失われることも珍しくありませんでした。 国家の軍事・通商能力を直接制限する要因になりました。
転換点が訪れます。
1747年、イギリス海軍軍医ジェームズ・リンドが史上初の比較試験を行い、ビタミンC欠乏症が壊血病の原因であることを突き止めました。
この結果を得て、イギリス海軍はレモン、後にライムを正式配給。 結果―― 長期航海が可能になったのです。 艦隊の行動半径が拡大。 補給線は安定しました。
「世界の海を制した理由は、艦砲の威力ではない。 栄養学を国として制度化した能力でした。」
壊血病対策が、七つの海に覇を唱えた大英帝国の基盤を作ったのです。
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