「腹が鳴っちゅう方が、頭は冴えるぜよ。」──坂本龍馬。
大政奉還前夜。仲間が次々倒れ、敵はすぐそこ。張りつめた静寂の中……ぐぅぅぅ~。龍馬の腹が鳴る。 横にいた仲間が思わず言った。「こんな時に腹鳴らすなや、龍馬…」 龍馬は笑った。 「腹いっぱいで大事な決断ができるかえ?腹が鳴るくらいが、ちょうどええ。」
空腹は、覚悟の証だった。 腹の音は、『まだ戦える』という合図。
文明の進んだ今、私たちは不安になるたびに食べる。
満腹の頭で考えて結論を出し、後になって後悔する。
龍馬の声が聞こえるーー「腹が鳴ったら、始まりぜよ。」


